BOXOUTとは
まず最初におことわりしておきたいのは、BOXOUTは単にボクシングの動きの真似事をやるだけの「ボクササイズ」と違う!ということです。 BOXOUTとは、<BOX>ING+WORK<OUT>を組み合わせたネーミングで、ボクシングを手段として<己を内観し、全体のつながりを感じる>メソッドです。
胴体力・フェルデンクライス・ヨガのメソッド、そして独自の身体理論。
指導内容は、ワークアウトの部分として、身体の基本となる「姿勢を整えること」を重視し、無駄のない素早い動きを「胴体」から「四肢へ連動」させることつまり、肋骨から腕・手へ、骨盤から脚・足へと、体幹から手足につながる身体動作を、飛龍会の胴体力やフェルデンクライスやヨガのメソッド等と、独自の身体理論を織り交ぜ、静から動、動から静の流れを感じさせ、ゆっくりできることを、スピードを上げてでも、できるように仕上げていきます。
ボクシングの部分では、もちろん本格的なプロボクサーの動作が身につく、ということは言うまでもありません。ボクサーになりきるということは上達する上でもとても大切なこと。お教室では、プロ並みにバンテージを巻きます。ワンクールお教室に通えば、必ずどなたでもお一人で巻けるようになります。
「心と体には密接な関係がある」
ボクシングという手段を用いて『身体の変化』を促すことを目的としたBOXOUTは、「心と身体には密接な関係がある」が基本概念です。
身体の内部感覚を意識させ、姿勢自体がその人の持つ精神をも変えてしまうことを認識させ、己に負けない強い意志を持てるよう、
<骨盤を前後に動かす>こと、<肋骨と骨盤の間を引き離す>こと等、具体的でわかりやすい体操を用いながら、本人自身が気づくように導きます。
BOXOUTのお稽古を続けることにより、身体に変化が現れ始めると、
その結果、心にも必ず影響が生じ、何等かの変化が得られます。
常日頃から、私が姿勢について、口うるさく申し上げるのは、身体の歪みの原因のほとんどが、マイナスな思考や感情から引き起こされると思うからです。怒り・悲しみ・恐れなどの感情は、首・肩・腰など、身体のあらゆる箇所に影響を及ぼします。となれば、正しく、無駄なく身体を動かす術を学ぶことで、ご自分の力で身体を整えられるとすれば、ネガティブな感情や、ついつい物事を悪く捉えがちな習慣的な思考パターンから、解き放たれていける…とは考えられないでしょうか?
人間の性格というものは、なかなか変えることができません。しかし、身体を変えることで心が変わるということに、私自身、人間の無限なる可能性にかけてみたいのです。
日が一日一日と過ぎ行く過程で、私たちは日々成長し、無数の変化を味わっています。母親のお腹から、オギャーと生まれてから、大人になるまでの間に、身体が成長していくに従って、さまざまな生活の変化が出てきます。
例えば、幼稚園、小学校、中学校、高校、短大、大学、専門学校などの学園生活、社会に出てのアルバイトや就職、独立、そして恋愛や結婚、女性ならば妊娠・出産というビッグイベント、身内の死…等々。人一人が生きていく長い人生の中で、たくさんの経験、刺激や感動など、生活に影響を及ぼす出来事を味わいながらも、それに関わる多くの人たちとの出会いがあります。
こうして私たちは、内的・外的要因によって変化しながら成長し、心理的にも肉体的にも、この環境の変化に対し、その都度、柔軟に対応していくことが要求されるのです。
しかし、今、私たちは昔とは違って、追いついて行けないくらいのハイスピードの時代に生かされています。情報過多、モノが溢れる中で、何が良くて、何が悪いのか…選択の責任は自己に問われます。また、突然の雇用カットや、長年務めてた会社の倒産など、何を信じて生きて行けば良いのか…落ち込むな!なんて気安く言えない状況が続きます。生きる気力をなくす者、孤独に耐えられない者たちの自殺も絶えず、酷い場合には、満たされない気持ちを抑えきれず、無差別に人を殺してしまう者もいます。
このように、不安な時代に生きることを強いられた私たちは、どうしたら
「どんな変化に対しても、自然に受け入れられる柔軟な対応」を養うことができるでしょうか?
そのためには自分自身を守ること、つまり、<太い軸を持つどっしりとした身体>を己の力でつくるしかありません。
母として、家族の長として、女性であっても部下を持つ立場として、人を守る立場にある方にとっては尚更です。
人を守るためには、まずはご自分を守らねばなりません。
BOXOUTでは〈折れない心〉と〈勝ちに行ける強さ〉、
この2つを併せ持つ女性を育成いたします。
〈エレガント&タフ〉をキーワードに、主に読売日本テレビ文化センターのカルチャースクールにて、女性を対象とした講座を開いております。
ご自分で己をコントロールし、軸がブレない力強い身体で、ストレス社会に対抗できる〈骨のある女性〉を目指し、一度きりの人生を存分に楽しみましょう。
あなただって必ず、ご自分が持っている<無限なる可能性>を信じることができます。